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2020-02

面白かった - 2009.09.04 Fri

吉原手引草 (幻冬舎文庫)吉原手引草 (幻冬舎文庫)
(2009/04)
松井 今朝子

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第137回直木賞受賞作品 なるほどの1冊でした。
吉原 おいらん といわれても、どんなものだかよく判らない私のような読者にも、最初から読んでいけばどんな場所なのかなんとなく判るように、書いてある。親切。
読み進むにつれて、2重3重に謎が生じて、最後には きちんと胸がすく解き明かされかたを。
吉原で生きるさまざまな人たちが抱えたそれぞれの人生を通して、よのなか にあるやりきれなさ を描き出します。
でも、全体に暗くない。むしろ明るい。
それぞれの場所で生きる一人一人が 腐らないでまっすぐに どこか かろみ をもって自分の ぶん を懸命に生ききっている。そんなかんじがしました。
とりわけ魅力的なのが話の中心にいる花魁 葛城。
あぁ いちどでいいから葛城花魁の道中 おがんでみてぇもんだ。と、思いましたよ。江戸弁で。

不思議だなぁ。ほんとにここにいる人じゃないのに。


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夏のできごと 読書 - 2009.08.24 Mon

サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)
(2007/08)
奥田 英朗

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サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)
(2007/08)
奥田 英朗

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夏にぴったり!なかんじがするのは、下巻の舞台が西表島だから?
上巻で困った父親だった人が、下巻でどんどんかっこよくなっていきます。
主人公の少年が成長してくのも頼もしいけど、やっぱりこの父に惹かれて読み進みました。
だけど、こういう人物は日本では住みにくいんですね。
ずっと寄り添う母がまたいい。夫の犠牲になってるんじゃなくて、ずっと夫の生き方が大好きでついてくんですね。  母としてはどうなんだろう?と思うけど。

読んでるとアニメ グレンラガン が頭にちらついて。
私の中ではこのお父さん、グレンラガンのカミナと重なってました。
って、コレ読んでわかる!っていう人 あんまりいないと思う、ケド。

センセイの鞄 - 2009.07.27 Mon

センセイの鞄センセイの鞄
(2001/06)
川上 弘美

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面白かったです。あわあわとした恋のおはなし。
中高年の男性にたくさん売れた本だと、後で知って、オドロキ。
たしかに、中高年の男性と、30歳年下の女性の恋のおはなし なのだけれど、
最初のほうを読んで、少女の世界に通じる手触り(あわあわ とした)を感じていたので。
こういう におい の文章を、男の人も読むんだ。というおどろきでした。
試しに主人にわたすと、なんの違和感もなく、読んでいる。
ふむ。




東京物語 - 2009.06.26 Fri

東京物語 (集英社文庫)東京物語 (集英社文庫)
(2004/09)
奥田 英朗

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名古屋から東京に出てきた若者の、成長物語。
もう30年近く前!鳥取県の田舎から、東京へ出た自分の姿と重なって。
中身はあんまり変わってないつもりなのに、今や我が子が東京で一人暮らしを始めて。
だから、読んでると息子の姿も重なって、なんだか合わせ鏡を覗き込んだような不思議な気持ちでした。
キャンディーズの解散、ジョン レノンの訃報、懐かしい出来事がちりばめられて。

訃報といえば。マイケル ジャクソン。寂しいことです。

面白かった! - 2009.06.02 Tue

イン・ザ・プール (文春文庫)イン・ザ・プール (文春文庫)
(2006/03/10)
奥田 英朗

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初めて読んだ奥田英朗さんの本。
とんでもなく子供っぽいお医者さん(精神科)のもとに、治療に訪れる人々のお話。
以前から表紙が気になってたのですが、手に取ることなく。読んだらはまりました。
続編の空中ブランコ、町長選挙と続けて買いましたよ。
テンポの良い文章なのでスイスイ読めて、軽みの中にホロリとさせてくれるし。
精神科医の伊良部さんと、看護士さんのキャラクターがすごく強烈で、マンガ的。
アニメで見たいな。今敏監督とかで。とくに空中ブランコ。
ドラマで見たい、町長選挙。
なんかね、しんどいこととかあっても、まぁ大丈夫。って思えるような本です。
深刻にならなくっても、まぁ、大丈夫。
ほっとしますよ。


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Author:古橋美鳥
滋賀県在住 絵を描いてます  

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