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2009-09

アニメの殿堂 - 2009.09.23 Wed

今日の朝刊に「アニメ殿堂中止」の見出し。
国立メディア芸術総合センター について「新たな建物は建てない」 と川崎達夫文部科学相が明言したうえで「メディア芸術を支える人やクリエーターの育成にウエートを置きたい」と述べた。
とありました。

117億円が使われる予定だったアニメの殿堂。
建たなくなって良かったな、って思います。
もともとサブカルチャー、子供の娯楽みたいに思われて、お上から放っとかれたからのびのび進化をとげた分野だと思います。
なにより もしも予算が採れるのならば、立派な建物を建てるより、それを創り出す人たちを支援して欲しいと思っていました。

上の息子は、4月から東京で一人暮らしをしています。
アニメを創る人になるべく、専門学校に行っています。
高校生の間、夜間の研究所(美大系の予備校のことをこう呼びます)に通い、夏期講習にも顔を出し、デッサンの勉強をしていました。
アニメ科や、映画科のある私大への進学を考えた時期もありましたが、自分の一番やりたい仕事に直結した学校を選びました。
高校3年の9月には早々と手続きを自分ですませ、東京での下宿先も決めてきました。

私も夫も、デッサンとか、美術品の修復とか、自分たちがやってきたことを振り返って「10代のうちに身につけなければならない技術」 というのが、仕事にはある と思っています。
アニメの仕事は、クリエーターであることも職人であることも求められる仕事だと思います。
よく、アニメの専門学校に行っても現場で役に立つ技術なんか身につかない という意見も見聞きしますが、じゃぁいきなりスタジオに入ってどうこうなるものなのか?というのもよく判らないし不安だし。
とりあえずスタジオにパイプがある専門学校で2年間、課題をこなす。知識を増やす。勉強する。というのは良い選択かな と思いました。

が、しかし。NHKの子供向け職業紹介の番組でも見ましたが、彼らは専門学校を出てから生きていくのがすごく大変。らしい。
1枚描いていくら。の世界だけれど、最初は描くのに時間がかかる上に、OKが出る絵を描けないから。
生活できないから途中でやめてしまう人も多いらしい。
やる気と上手さと根性のある人だけを残すためのシステム?
でも中国や韓国でもアニメの製作者が育ってきてる今、アニメを国が手を貸しても良い芸術、産業のひとつだと考えてくれるのならば、まず、人材の育成にお金を使って欲しいです。
スタジオでアニメの仕事をやり始めたけど生活のめどが立たない人への低金利の奨学(?)金制度とか。
良い作品を創りたいけどお金を集められないで創れない人たちのために、コンペをするとか。絵コンテで企画を出してコンクールする。宮崎氏とか今氏とか押井氏とかに審査に来てもらって。

京都のマンガミュージアムは、古い小学校を改築した趣のあるミュージアムです。
こちらには手塚氏の「火の鳥」をモチーフにしたオブジェがお目見え という記事が。
京都らしく仏師が寄木造りで制作された由。
東京にも使われなくなった建物がいっぱいあるでしょうから、活用するという方法もありますよね。


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Author:古橋美鳥
滋賀県在住 絵を描いてます  

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